転職回数の平均は?何回までなら面接官に悪い印象を与えない?

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転職回数の平均は?何回までなら面接官に悪い印象を与えない?
転職活動をする際、過去の転職回数が多いと不安に感じる人も少なくありません。みんなの転職回数の平均はどのくらい?一般的には何回から多いとみなされる?など気になる人も多いのではないでしょうか。ここではイマドキの転職事情や、転職回数が多い場合に面接官へ好印象をあたえる方法を見ていきます。

転職回数の平均はどれぐらい?

まずは、転職経験がある人は何回ぐらい転職をしているのか、性別ごと、年齢ごとに見ていきましょう。
以下は性別ごとに転職回数をグラフにしたものです。
転職回数平均性別ごと
出典:独立行政法人統計センター 雇用の構造に関する実態調査 総務省統計局整備「性・年齢階級・最終学歴・現在の勤め先での職種、転職回数別転職者割合」
男女別で見ると、女性のほうが転職回数は多い傾向にあります。特に20代後半~30代にかけては、ライフステージの変化を迎え、働き方や職場環境を変えようと決意する女性が増えるようです。
ただし男女で大きな差はなく、どちらも転職回数の平均としては2~3回と言えるでしょう。
次に、年齢ごとの転職回数について見ていきます。
転職回数平均年齢ごと
出典:独立行政法人統計センター 雇用の構造に関する実態調査 総務省統計局整備「性・年齢階級・最終学歴・現在の勤め先での職種、転職回数別転職者割合」
20代前半は就職したばかりの人が多いため、転職回数も多くはありません。しかし、30代になると、転職回数の平均は2~3回と増加します。
最近では、人材の流動化や、「成果主義」を導入する企業の増加、非正規雇用を選ぶ人が多くなったことにより、同じ企業で正社員を定年まで雇用し続ける「終身雇用制度」は崩壊したと言われるようになりました。自分のライフスタイルに合わせて転職をしたり、キャリアアップ・スキルアップを求めたりなどの理由で転職する人も多いようです。

転職回数が平均より多い!印象を悪くしないポイントは?

転職回数が平均より多いと不安になりますが、必ずしも不利になるとは限りません。
次の観点から自身の経験を振り返り、アピールポイントを探してみましょう。
成長の機会
新しい環境・職務での経験や挑戦は、幅広いスキルの習得につながります。こうした成長の機会を生かすには、新しい職場でどのような成長をしていきたいのかキャリアプランをしっかり描くことが重要。定めた目標や目的に向かってひとつずつステップアップすることで、新しい会社でも活躍する未来が想像できるでしょう。
広い人脈の構築
さまざまな職場や業界で働くことで、広い人脈を築くことができます。これは将来のキャリアにおいて有益であり、仕事やビジネスの機会を拡大するチャンスにもなります。
多様なスキルを磨ける
転職回数が平均より多い人は、様々な職種や業界で経験を積むことにより多様なスキルを身につけられます。柔軟に仕事に取り組むことができることをアピールすることで、転職市場での市場価値も高まります。転職やキャリアアップを実現していく上では有利なポイントになるでしょう。

転職回数よりも経歴書の内容で勝負

最近では、1つの会社で同じ仕事を長く経験してきた人よりも、転職や異動によって環境変化に適応してきた人を評価する企業も多く見られます。
経験から何を身につけたか、それを今後どう活かしていきたいのかを面接でアピールするといいでしょう。